Tag Archives: 病院広報

病院広報の力学

病院広報はどのように経営に寄与するのでしょうか? 単純に事業のPRができればいいということを期待される経営者もおられます。本当はPRの機能以外に病院広報が経営に貢献することがあることに気が付けば、取り組み方も変わることがあります。 (さらに…)...
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病院広報とインターネットの変遷

患者の医療機関選択に関する動きが、近年インターネット技術が急速に向上したことにより、大きな変化が起きています。そして確実に患者・住民に浸透していることが実感する日々です。 この変化は消費者動向にも大きな影響を与えています。電子商取引は経済産業省の調査によれ平成26年度で約13兆円の取引があったとのことです。 同様の動きは患者が医療機関を選択するときにもあります。即ち比較と共感で選ぶということです。共感というのはわかり難いかもしれませんが、ソーシャルメディア風に表現するとフォロワーが増えるということです。そのフォロワーは医療機関の考え方や背景、歴史に関心、興味を持っている状態になります。そのことが実際に医療機関を選択するときの強い要因となります。 (さらに…)...
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病院広報は広告と同じ?

広告・宣伝活動と広報活動の両者は、テレビ、インターネットなどを通して情報を発信するときに同じメディアを使う。そのためか広報担当者のなかには両者を混同していることが見受けられる。広報であまり費用をかけないで、宣伝と同様に一方的に発信するものと誤解していることがある。病院広報は広告と同じではない。
広告・宣伝活動はテレビや新聞、雑誌などの宣伝枠を買って、自院、または団体の特徴などを一方的に発信、または掲載するものである。通常は広告内容についてテレビ、新聞などのメディアに取り上げられることは無い。広告宣伝は医療法による広告規制で内容は規制をうけている。
広報活動は提供している医療サービスについて発信すると同時に、事業全体の理解を求めながら医療サービスの背景や特長を説明することが必要となる。
また、新聞などのメディアではなく自院のメディア(ホームページ、ソーシャルメディア、印刷物)を通じて発信するので広告よりも詳細に発信することができる。さらにテレビ・新聞などのメディアに取り上げられることもあるので効果は大きい。
広報の内容は客観的な事実を述べる、または第三者が引用、参照する場合など、情報の信頼度は広告よりも高くなる。広告同様に自院が発信する内容は医療法の広告規制により制限を受ける。
下記の表は広報と宣伝を比較したものである。
広報
広告・宣伝
目的
病院全体の理解・啓発
医療サービスの紹介
対象
社会全体
患者・家族
情報の印象
客観的
主観的
情報を掲載する決定権
メディア・患者
病院・事業所
発信媒体の管理
コントロール不可
コントロール可
内容
閲覧者の役に立つ事実
特長・利点
コスト
低い
高い
読者・視聴者の印象
客観的で信頼もてる
一方的で信頼感が乏しい
このように広報で患者やその家族にわかりやすい情報を丁寧に発信することが、近年は医療のみならず事業者には求められるようになった。もちろん従来のような看板、印刷物などの宣伝媒体も使うが、自院のデジタルメディの方が圧倒的に患者との接点を持つことについて機会、費用面で有利である。
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病院広報はどこから始めるのか

多くの病院の理念・方針には「患者の視点」を優先する言葉が掲げられています。これは各患者に患者にとって適切な医療を提供するということです。 一方で、患者の視点を外来診療、病棟など実際の診療現場では、これらの理念方針を浸透させて展開することが困難、または具体的に機能していなことがあります。 病気の患者が医療施設を利用したときに、安心して受診でき、なおかつ診療、治療結果に納得が得られることが重要です。そのときには必要な情報提供、信頼感を醸成しておくことで、患者の協力を得ることができます。 このことに病院広報の意義があります。 従って、自院の特性をよく分析したうえで、広報発信をすることは意義があります。しかし広報の現場では、担当者不在でパンフレットやホームページの更新がほとんどで本来の広報業務ができず、積極的な発信やコミュニケーションはされていません。 人材や専門性の課題はあるにしても、基本である病院の理念・方針を説明していくことからお奨めします。   (写真はメイヨー クリニック(米国)の経営テーマ「あなたのために」のデザインです)...
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