病院のブランディングとは

 病院のブランドとは

視覚的な医療機関(病院、診療所)の特長、標榜診療科、ロゴマーク、パンフレットのデザイン、スローガンなどを指します。患者にとって医療サービスの実態を表す好ましいイメージを創る活動がブランディングです。ブランディングによって患者は病院を選ぶときに当該病院を理性と感情面から想起し易くなります。

ブランドの必要性とメリット

皆保険で成り立っている日本の医療制度の下でブランディングは必要が無いと考える病院経営者もいると思います。同等の医療サービスを提供しているので差別化できなかもしれませんが、それだけではありません。患者の信頼感、医療技術の高さ、患者とのコミュニケーション(接遇以上の対応)、充実した医療設備など患者満足度に影響することはブランドを考えるうえで重要の要素です。また近年は急性期、高度急性期病院、慢性期病院でも診療内容や病棟の特徴、リハビリテーションの種類、さらには地域特性が異なりますので、患者にとって選びやすくする意味でも必要です。

病院ブランドにより下記のメリットがあります。

  • 患者は同じ内容の医療サービスの場合には、ブランドがある医療機関を選択
  • 病院のブランドに対して、信頼の醸成が強化され患者は治療ヘ積極的に関わる
  • 治療の選択時には、医師の説明に同意が得られやすい
  • ブランドにより職員の役割の認知が強くなり責任感が醸成される

患者にとっても次のようなメリットがあります。

  • どの医療機関が患者の希望に沿っているか、都度調べる手間が省ける
  • どのような医師が担当するか、心配する必要が無くなる
  • 患者の診療に対する満足度が高くなる

ブランドは時間や患者とともに変化

ブランド構築ができたら放置しておいても良いというものではありません。ロゴやパンフレットのデザインは変化しませんが、病院内外の状況は常に変化します。例えばブランドは診療内容の変更、病床編成、職員のモチベーション、また外部要因では住民の評価、高齢化によるニーズが変化、スマートフォンの増加などがあります。ブランドの維持とともに再構成などのブランド管理が必要となります。

 

参照:医療・病院のブランディングの変化 特定機能病院の広報戦略の見直し

 

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