先日、米国病院ランキング1位のメイヨークリニック(米国)(Mayo Clinic)のテレビスタジオを見る機会があり、その本気度に圧倒されたことを報告します。
写真のようにほとんどテレビ局と言ってもわからないくらいの設備をもっております。テレビカメラはプロ用、照明は十分な明るさが得られる、さらに背景は自在にどのような風景でも映し出して雰囲気を変えて放送できる機能があります。
この映像は、直接NBCなどの放送局に送出できる機能があるので、職員は番組への出演もここから参加が可能になるようになっています。
さらにここでは、アリゾナやフロリダなど離れた大学とのビデオ会議もここを通じて可能になっています。これらの映像は、案内してくれたメディア・サポート・サービスのHein氏によれば下記ような目的でも利用されているようです。
- 医学生の授業
- 手術室の映像配信
- ビデオ会議
- 患者教育
この中で参考になったのは、ここではビデオだけでなく職員のプレゼン資料などすべてを保存管理しており、必要に応じて共有できる仕組みになっていました。即ち映像やデジタル情報を資産として管理する体制ができていることです。
上記のような専門的な設備と同時に、スマートフォンを使ったより機動的な撮影法も活用しています。それらの大量のビデオデータを管理する機能があることがよりビデオの活用を促進しているようです。
しかし、いまだにVHSのビデオデータを持っているのが悩みの種のようでした。しかし、徐々にデジタルに置き換えているとのことです。
ここでも上記の用途のために動画の利用は加速度的に増加しており、日本でも同様のことが今後おきることが予想されます。
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