病院広報の力学

病院広報はどのように経営に寄与するのでしょうか?

単純に事業のPRができればいいということを期待される経営者もおられます。本当はPRの機能以外に病院広報が経営に貢献することがあることに気が付けば、取り組み方も変わることがあります。

実際に病院広報は何に貢献するかを下記の図にまとめてみました。広報力学がバランスよく働いた時にその効果が最大になります。

広報力学

広報が影響する範囲

  1. まずは認知度の向上で収益に貢献します。但しその内容は宣伝とは異なります。より高いレベルで関心を持ってもらえます。通常は関心=医療サービス ですが、それに医療機関の背景(理念・方針・働く人の人間性など)が重要な要素となります。
  2. 社内業務をより円滑にし、職員ひとり一人の満足度を向上させます。とくに、病院の中には、看護師、医師、技士、総務と医事など、他職種が関連して仕事をしています。自分のの部署以外は全く疎遠になる場合がよくあります。そこに横断的に関わることができるのが広報です。
  3. 患者に必要な情報を必要な時に提供したり、治療の基本的事項について、医師の説明不足を補ったり、その背景を患者が知ることでより医師との信頼関係が強化されます。つまり医師にとってはたくさんの患者を診察することに追われて基本的なことまでを説明することが困難な時がありますが、一部の患者でもその背景を理解すれば、患者満足度は改善することができます。
  4. スタッフが方針を理解すれば、業務に対する目的が明確になり誤解や説明が不要になりますので、より円滑に業務が推進することができます。同様に患者が医療保険の背景や業務の流れが理解できれば質問の繰り返しや疑問の解消の時間を省くことができ、業務効率は向上します。言い換えると「経営者とスタッフ」間のギャップ、「患者と医療提供側」のギャップを縮小することが業務効率を向上するということです。この背景には経営方針の徹底ということがあります。

このようにバランスが良い広報業務を継続することでその力がある「時点」から加速されることがあります。その加速される状態はケースによって異なりますが、ときとして爆発的に広報の成果に貢献していくことがあります。

広報の役割が理解されていないと結果もでません。効果を実感するためには、経営理念・方針を職員に丁寧に説明し、患者には高度の医療サービスを提供していく姿勢を継続することがポイントになります。その結果として少し発信すれば患者やスタッフとのコミュニケーションは改善します。

病院広報の役割

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