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医療広報とTwitterの現状

Twitterを使っている医療関係機関はかなり少ない。

総務省が発表した2009~2012年における国内のソーシャルメディア利用者数の推移によると約2000万人のユーザーにアクセスしているとのことである。

このユーザーの特長としては年齢層が若く、女性が多いとのこと。

既存の医療関連団体ではどのように使っているのかを調べてみた。

下記は日本病院会の例;

3年ほど運用され1400件ほどの投稿がされている。フォロワー数は約700。

日本病院会Twitter

日本病院会Twitter

上記のように内容はほとんど厚生労働省のお知らせに関するもので、ブログへ誘導していることが多い。従ってブログのタイトル分程度の字数なので運営には手間は取られない。投稿頻度は1日1件程度。

各種の運用方法が考えられるが、可能な限り定期的にこのサイトのように投稿することは効果が期待できる。

 

ソーシャルメディアを使う理由 2015年

病院・医療関連事業者がソーシャルメディアを使う理由としてもっともあげられることは、下記のグラフのように若年層から現役世代まで約60%の人々に幅広く使われているメディアであることだ。

特に都市部では、ソーシャル・メディアの利用者が多いので、従来とは異なる方法で患者とその家族との接点を増加させる機会を得ることになる。

医療のパラダイムシフトについて語られることが多くなった。既に医療費の増加、高齢者の増加、医療サービスの多様化への要望などにより患者の協力なくしては、満足度が高い医療サービス提供が困難なことも発生している。

病院や医療関連団体の医療広報に採用することによって、上記の接点を増加させるだけでなくより患者視点での情報提供の可能性が拓ける。

従来のホームページとソーシャル・メディアの役割は異なるので、両者を組み合わせて使うことは重要である。どちらかがとって替わる物では無い。

従ってソーシャル・メディアを使わないということは、患者の期待や需要に応えられない機会喪失が起きることになる。

 

ソーシャルメディア利用者割合

ソーシャルメディア利用者割合

上記のグラフによれば今後はソーシャル・メディアを利用する状況はより増加することが予測される。

従って、健康啓発を始めとして、患者とのコミュニケーションは従来のホームページやメールに加えて拡がっていくものと考えられる。実際に、米国ではMayo Clinicを初めとして患者との接点をソーシャルメディアを活用して増やしコミュニケーションの向上に注力している。

ソーシャルメディアによって、患者だけでなく住民や職員、および医療関係者の協力関係が強化される。

ソーシャル・メディアは認知度を高めるだけでなく、双方向のコミュニケーションを加速するツールとして、導入時期が早いほど先行者利益が期待できるものである。

 

医療とソーシャルメディアサミット報告2015年

[caption id="attachment_2353" align="aligncenter" width="5218"]MayoinOz Healthcare and Social Media Summit[/caption]   国際「医療とソーシャル・メディア」サミット(オーストラリア、ブリスベン)報告書 米国メイヨークリニック主催による国際医療とソーシャル・メディアサミットがオーストラリア私立病院協会と共催で2015年9月1-3日までオーストラリア、ブリスベンで開催された。このサミットで報告、検討された概要をまとめました。 プログラムの内容は下記の通りです。
  1. 140文字がどのように医療を変えたか
  2. ソーシャル・メディア運用管理
  3. 医師の継続的な教育
  4. ソーシャル・メディアマーケティングをツールで改善する方法
  5. 医療におけるオンライン、ソーシャル・メディアコミュニティーとは
  6. ビックデータは誰のものか
  7. ソーシャル・メディアとは
  8. 医療ブランド形成のためのソーシャル・メディア
  9. 患者の声
  10. ソーシャル・メディアにおける危機管理
  11. オーストラリア私立病院協会はどのように、なぜソーシャル・メディアの規制と管理をしているか
  オーストラリアは英語圏なので、ソーシャルメディアと患者とのコミュニケーションの理解は欧米に近い、こうしたことが病院滞在日数は日本の1/3を実現している。患者一人当たりの収益も10%以上高くしている。   本サミットでは、患者3人も参加しその歴史や事実を話す機会があった。患者もソーシャルメディアは患者間の情報共有について有用であるとの認識であった。 ソーシャルメディア利用のガイドラインについてはオーストラリア私立病院協会が策定し、管理だけでなく効率を上げるための工夫などが紹介されたことは大変興味深かった。 ●?医療関連団体様には詳細なレポートは下記から無料でお送り致します。 病院または所属団体名をお知らせ下さい。 https://ahsj.net/contacts/ MayoinOz_all...
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